現代 子ども睡眠事情 スマートフォンの依存状態は低年齢化!!

総務省のデータによると、中学生のスマートフォンの一番の目的は「コミュニケーション」です。

LINE利用率は男子中学生で81.6%、女子中学生で86.4%まで増えます。(第11回未成年者の携帯電話・スマートフォン利用実態調査)

スマートフォンの利用時間が長くなることで、生活リズムが乱れます。問題視されるのは、
睡眠時間が削られることで起こる、昼間の眠気による集中力、やる気の低下です。

さらには、夜にスマートフォンのブルーライトを長時間浴びることで脳が覚醒してしまい、メラトニン(別名睡眠ホルモン)

が分泌されなくなってしまいます。

このメラトニンは睡眠を促すホルモンですが、成長段階の子供の性成熟を抑制する作用も持っており、

メラトニンの分泌の減少によって、こころと体の成長のバランスを崩し、子どもの大切な成長過程において良い影響を与えません。

近年、夜遅くまで起きていることで、体内時計が夜型になり朝起きるのがとてもつらく不登校になる生徒が、年々増えてきています。

全体の生徒数は少子化により減っているにもかかわらず不登校者数が増加をたどっているということは、全体の不登校の割合という点からみると大幅な増加です。
不登校のきっかけになった原因の第2位は、『生活リズムの乱れ』(出典:文部科学省)という結果も出ています。

子ども達の大切な成長期の睡眠時が減り、やる気を消滅させ、精神的ダメージを与えているという現実をしっかりと見据えていかなければなりません。

 

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