音楽を聴きながら眠ると、睡眠の質は上がる?下がる?

音楽を聴きながら眠ると、脳にはどんな影響があるのでしょうか。音楽を聴きながら眠りにつくと、脳が刺激を受け、睡眠の質が低くなりがちです。

なぜなら、眠るときの音は脳に刺激を与え、寝つきを悪くする大きな要因だからです。人の話し声や、車の騒音。足音や、家電製品が発する音など、睡眠中はできる限り余計な音がないほうが良いのです。

 

しかし、その一方で、単調で無意味な音は、眠りを誘う効果があるとされています。

例えば、眠りにつく時に、ラジオから流れるここちよい低い声や静かな音、気にならないような単調な音により、寝つきが良くなるという人は多いのではないでしょうか。

 

これを利用して、騒音などで寝つきが悪くなるという場合、静かな音楽やラジオなどの音で、騒音が気にならないようにすることで効果的に眠れる場合がありますので、試してみてください。

 

  • 音の種類について?

就寝前に45分間クラシック曲を聴くグループ、オーディオブック(本の朗読を録音したもの)を聴くグループ、無音のグループに分けて3週間にわたり調査を行ったデータがあります。

その調査によると、クラシックを聴いたグループの86%の被験者が、睡眠の質が良くなったことが分かっています。ほかのグループは大きな変化は見られませんでした。

クラシック曲といっても曲調や音の数などは異なります。

例えばバッハの「ゴルトベルク変奏曲」やラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」

**曲の題名をクリックすると聴くことが出来ます。**

 

でも好きな音楽を聴いて眠りたいという人も多いかと思います。その際に気を付けることは、暗い曲や、音量のダイナミクスなものは控え、そしてテンポがゆっくりしている音楽を選ぶことがいいと言われています。

好きな音楽を聴くことは、副交感神経を高めて質の良い睡眠へと導かれるので悪いことではありません。

 

  • 音楽は脳を活性化させる

このように音楽はリラックス効果をはじめ、人間の脳に対して様々な影響を与えることが実証されています。

音楽を聞いたり歌ったりするだけで脳の様々な部分が働いてその結果、脳全体が活性化するからです。

音楽を使い、健康維持や心身障害の機能回復を目指す音楽療法というものがあります。その活用の中で注目されている分野が、認知症です。

そこで選ばれる曲というのが、「好きな曲」であること。好きな音楽でなければ興味を示してもらえず、音楽療法の効果が得られません。好きな曲で興味を惹き、音楽に集中させることが何よりも大切です。

また、「思い出の曲」を流すことも有効です。「思い出の曲」は長期記憶を思い出すきっかけや手助けになります。

 

 

  • 作業を効果的にする音楽

好きな音楽というのは、ドーパミン(快感や多幸感を得る神経伝達物質)の分泌を促すので、

何かの作業前に聴くことによって意図的にモチベーションを高めることができます。

作業中でも、単純作業・得意なこと・ぼんやりとアイデアを練る時などは、音楽が効果的に働きます。

 

音楽を生活の一部に取り込んで、脳への刺激を上手く与えていくことは、こころを豊かにします。

気分が乗らないとき、落ち込んだ時などにも、音楽をゆっくり聴いてみてはいかがですか?