JMMA『不眠』から抜け出したい!④

ストレスは不眠の原因の1つであるのは事実です。なぜ不眠につながるのでしょうか?
ストレスを強く感じると、ストレスホルモンであるアドレナリンを分泌するからです。

アドレナリンは心拍数を上げたり、冷や汗が出る、息が荒くなるなどの体の興奮状態を引き起こします。
通常、アドレナリンの分泌はストレスがある一時のみで止まり体は元の状態に戻りますが、ストレスが長期間にわたるとアドレナリンが分泌し続けてしまうようになります。

アドレナリンが出続けるため、 休憩中、睡眠中でも脳や体は休まることなく活動し続けてしまい眠れなくなるのです
これがストレスにより不眠を引き起こしてしまう体のメカニズムです。

アメリカで行われた非常に興味深い、睡眠の研究結果があるので紹介します。

研究対象者を2つのグループに分けて、

一方には「普段通りに眠ってください」と伝え、

もう一方には「ずっと目を覚ましているように努力してください。ただし、起き上がったり、PCやテレビを見たりしてはいけません」と伝えました。

後者のグループは、目を覚ましておくことを考えているうちに、「眠ろう」「眠れるかどうか」思ったり、

悩むこともなく眠りに落ち、入眠に全く問題がなかったのです。

この研究の結果で分かることは、眠ろうと無理に考えてしまったり、構えてしまったりすることが、

睡眠に影響を与えているということです。

不眠は、ホルモン分泌など体のメカニズムの乱れで起こることだけではなく、メンタルも非常に関係しています。

不眠の人にも、体の不調で起こる不眠症と、体は元気であるにも関わらず不眠症と呼ばれる人がいます。

不眠を含む睡眠障害の原因として下記の5つが挙げられ、これらの原因は不眠症などを引き起こします。

 

 

眠れているのに不眠症?

上記のような不眠を引き起こす原因がなく、本当は問題なく眠れているのに

睡眠時間を過度に気にしたり、夜中に起きてトイレに行く回数を数え始めたり、そういうことばかり考えるようになってしまう、

まさにその時が不眠症なのです。

これは、不眠症自体が、不眠症を引き起こしている。つまり、眠れないから、不眠症と言われているのではなく、

不眠症自体が、不眠症の症状となって表れているのです。この場合、“眠れていない”ことが根本の問題ではないのです。

実は、夜中に5-6回トイレに行っても、昼間の生活が問題なくできていれば気にしなくてもいいことなのです。

良い睡眠のためには体の健康だけでなくこころの健康も重要です。

睡眠に対して前向きに考えることが非常に大切で、「眠れないから・・どうしよう・・・」という考えが良くないようです。

翌日に大切な用事があると、眠れないと焦り、この焦り自体がいけないと分かっていても焦る・・

そして眠れない・・・というとき、「最悪、眠らずに翌日になってもいい」

という覚悟を決めてしまうといいのかもしれませんね。

また、睡眠、不眠についてのお話をしていきます。次回もご期待ください。