寝る2時間前の最適な光。

寝る前の過ごし方が睡眠に影響を与えることは皆さんよく耳にするのではないでしょうか。

今回は、

その寝る2時間前の光についてお話をしていきます。

明るさを示す単位「ルクス」は、

(*ルクスとは明るさを数値化したもの、光源から発した光が照射対象の床や壁に当たった時の明るさです)

それぞれの環境に必要な明るさの基準はJIS(日本産業規格)によって定められています。

例えば、

  • 子ども部屋の勉強や読書に必要な明るさ750ルクス
  • ダイニングで食事300ルクス
  • リビングで手芸や裁縫1000ルクス
  • トイレは75ルクス

 

などです。

そして、

 「寝る2時間前の光は50ルクスが良い」 といわれています。

 

これは研究の結果に基づいた明るさなのです。

 

研究の結果

よい睡眠環境のためには、寝る直前2時間をどのような明るさの環境で過ごしたら良いのかを調べるため、

調査研究機関である住環境研究所は、20~50 代の男女23人の協力を得て、10日間の実験を行いました。

いつもと同じ明るさで過ごすグループと、

最初の3日間はいつもの明るさの照明で、残りの7日間は寝る2時間前に過ごす部屋の明るさを50ルクスに変更するグループに分けました。

50ルクスで過ごしたグループ☛入眠時刻が 8 分早まり 、起床時刻も 10 分早くなって“早寝早起き”

変更なしのグループ☛入眠時刻が21分遅くなり 、起床時刻も24分遅くなって“夜更かし朝寝坊”

この結果から、寝る前は50ルクス以下の環境で過ごした方がよさそうですね。

 

しかし、ここで問題があるのです。

「困ったことは特になかった」のは、たったの8%にすぎず、「困ったことがあった」人は 92%もいました。その理由が、

「物が見えづらい、色が分からない」

「文字が読みにくい」

「パソコンなどの作業がしづらい」

などです。

そう、50ルクスは暗いのです!

これが、多くの現代人が持つ睡眠の悩みの原因を作り出しているのではないのでしょうか?

前回、前々回のコラムの内容でも光と睡眠は非常に関係がある事が分かりました。

コチラもご参考ください

太陽の光はやっぱり重要!

睡眠中の光に注意!

 寝る前は、50ルクス以上の光が必要な作業を控え、リラックスする時間を持つことをこころがけてみてはどうでしょうか? 

生活の中での光の工夫をすること、これも良い睡眠習慣のためになりますね!