長期記憶形成とメラトニン

加齢に伴う記憶障害や認知症の問題は、高齢化が進む日本において問題は深刻です。

それに伴い、記憶力促進についての課題は、世界中でも探索が行われています。

その中で、メラトニンの働きについて報告されています。

 メラトニン は、松果体から夜間に分泌され体内時計の調節作用があります。そして、その抗酸化作用も確認され、認知症を改善することはすでに報告されています。

それはメラトニンの長期投与によるものです。

今回は、AMKという物質の研究の結果があるので紹介します。

研究報告

(この研究は、東京医科歯科大教養部生物学教室の服部淳彦教授と松本幸久助教の研究グループが、上智大学理工学部の千葉篤彦教授との共同研究として行ったものです)

メラトニンは脳内で、AMKという物質に代謝されます。この、AMKが学習・記憶形成に対する作用に関係していることが分かったのです。

マウスにAMKを投与し物体認識試験を行ったところ、学習前(1時間前から)、学習直後および学習後(2時間後まで)に1回投与するだけで、24時間後に長期記憶が形成されました。

このAMKは、形成された短期記憶が消失しないうちに作用することで記憶を固定し、長期記憶への移行を促進する物質であることが明らかになったのです。

また、マウスも加齢によって記憶力は顕著に低下していくのですが、AMKは老年マウスで低下した記憶形成能力を改善することもわかりました。

 

今回の結果は、メラトニンには抗酸化作用による記憶障害の抑制効果と、AMKに変換されて長期記憶を誘導する作用があることを示しています。

しかし、このAMKを期待してメラトニンを摂取するとなると、計算上では、通常の約50倍のメラトニンを摂取する必要があります。

 

 

加齢や生活習慣において減少しがちなメラトニン。

少しでも減少を抑えるためにも、正しい睡眠習慣が必要ですね。

 

日本眠活眠育協会

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