2021/07/04
睡眠薬の長期服用すると・・・・
現代人には比較的身近な存在となった睡眠薬・睡眠導入剤ですが、その服用はさまざまなリスクを伴うことが、最近の研究でわかってきています。
心身の不調からどうしても眠れない場合、放置すればうつ病や心疾患、脳卒中などにつながることもあるので、睡眠薬・睡眠導入剤は必要です。しかし、気軽に飲んでいい薬ではないという考えもあります。
なぜなら、
服用後に記憶が飛ぶような症状、ふらつきや転倒、記憶障害、薬がないと眠れなくなるといった副作用があるからです。
また、睡眠薬・睡眠導入剤を長期間常用し続けることで重大な病気を招く恐れがあります。
米カリフォルニア大学のクリプキ教授らが実施した大規模調査では、睡眠薬を毎日飲んでいる人は、飲まない人に比べて死亡リスクが男女とも 約25%増える ことがわかりました。
この、クリプキ教授の研究は約100万人を対象に持病や服用している薬剤、睡眠時間、食事など30項目にわたって調査しており、信頼性が高いデータによるものです。
この死亡リスク25%増というのは大病を一つ抱えたのと同じなのです。
睡眠薬・睡眠導入剤と免疫作用について
クリプキ教授らの別の研究では、睡眠薬とプラセボ(偽薬)を比較しました。
その結果、 うつ病は2倍、感染症は44%、がんは35%増えて いました。
この感染症やがんが増える原因は、睡眠薬・睡眠導入剤摂取により免疫抑制作用に影響に出てしまうからです。
また高齢者の場合は、転倒しやすくなり骨折も増え、さらに認知症との関連も指摘されています。
このように、睡眠薬・睡眠導入剤の副作用、長期使用による影響が報告されています。
使用するときは専門家に相談することです。
そして、実際に報告されている事実にも耳を傾けて薬に頼るのではない選択肢を考えてみてください。
自然の力にも目を向けてみるということです。
そして、私たちの体に備わった生体リズム、睡眠リズムを整えていくことです。
日本眠活眠育協会
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