睡眠で歳の差が出る? 老化の仕組み

 

睡眠と老化は、深い関係にあります。

きちんと質の高い睡眠をとらないでいると、老化の進行を早めてしまいます。

睡眠の本来の働きは、体を休め疲れを回復させることなので、質の高い睡眠がとれないと人の体は日々の疲れが溜まり、疲れやすくなります。

そうすると日常生活でも体を動かすことが困難となり、生活習慣病のリスクが上がったり、肌の調子が悪くなったりと体に影響が出てきます。

体の内部から老化を早める老化現象です。

 

また、睡眠は脳の老化にも影響しています。

その研究の結果があります。

 

  • 睡眠時間が短いと、脳の老化や認知機能の低下の原因になる

シンガポール国立大学医科大学院のジュン ロー氏らは、55歳以上の健康な中国系シンガポール人66人(平均年齢67歳)を対象に、睡眠と認知機能の関連を調べる研究を行いました。

その結果、睡眠時間が1時間短いと、脳内にできる隙間が1年ごとに0.59%拡大し、脳が縮んでいくことが判明しました。

さらに、認知機能は1年ごとに0.67%低下することが明らかになりました。

 

 

  • 質の低い睡眠が認知能力の低下の原因になる

アメリカ カリフォルニア太平洋医療センター研究所は、2,822人の男性(平均76歳)を対象に、腕時計型の活動量計を用いて、平均5晩にわたって睡眠データを収集し、認知機能を評価するテストを行いました。

その結果、睡眠の質が低いと、計画、意思決定、間違いの修正、問題解決、抽象的思考などの能力が低下するリスクが40~50%高まることが判明しました。

 

さらに、

現在、コロナ禍による人々の活動の減少やコミュニケーション不足が引き起こす問題として、考える、覚える、判断するといった脳への刺激が減り、脳の機能が衰えやすいというリスクがあります。

Withコロナ時代がもたらす脳の老化リスクです。

 

老化を進行させない、脳を若々しく元気に保つためには、夜間に 質の高い睡眠 が重要です。

 

質の高い睡眠のための睡眠習慣

☐就寝前に大量の食事をしない

☐就寝前にアルコールをとらない

☐就寝前にスマホ、タブレット、PCなどブルーライトの画面を見ない

☐寝室の環境を整える(温度・湿度・照明・雑音の管理)

 

どれも、毎晩の睡眠のためにとても大切です。正しい睡眠習慣を整えましょう。

 

日本眠活眠育協会

フリーダイヤル

0120-319-115

JMMA LINE公式アカウントお友達登録はこちら

 


  • プライバシーポリシー
  • 特定商取引法に基づく表記