2021/08/28
睡眠、免疫、うつ病の悪循環
睡眠は、人間の生活の質を維持するための重要ものです。
質の良い睡眠は、メンタルヘルスによい影響を与えます。
過去10年間の研究により睡眠障害が感染症のリスクを上げ、疾患の発生と進行、およびうつ病の発生率に強い影響を与えるということが検証されています。
そして今、収束の見えない新型コロナウイルスは、人口の大部分の日常生活を変えるだけでなく、睡眠の質にも影響を及ぼし続けています。
新型コロナウイルスのパンデミックが、睡眠の質と免疫系にどのように影響するかを分析されたデータによると、睡眠障害を促進し、免疫系の機能を損なう可能性があるということです。
さらに、パンデミックの進行により感染者の増加は、不安、ストレス、うつ病の増加につながっています。うつ病の典型的な症状は概日リズムの乱れに関連しているので、睡眠リズムの変化が精神的健康に影響を与えるのです。
精神的健康が悪化すると睡眠障害の発症が増加し、身体がより病気へのリスクが上がります。
この 睡眠、免疫系、うつ病の悪循環 が広がり続けています。
この新型コロナウイルスのパンデミックのように、過去にもウイルスの被害、蔓延はありました。
2014年西アフリカのアメリカ兵を対象に実施された調査では、検疫下に置かれたエボラ出血熱の発生時に、29.8%が睡眠の問題を報告しています。
このことから、睡眠の質の低下は新型コロナウイルスのパンデミックにより世界レベル以前、過去の記録以上のものが予想されます。
睡眠は、免疫系やメンタルヘルスと関係がある為、睡眠不良は免疫機能を下げ、感染症の蔓延につながり、さらにメンタルヘルスや生活の質の悪化させます。感染予防とともにしっかりと考えてていかないといけないのが睡眠対策です。睡眠習慣しっかりと、今だからこそ整えていく必要があります。
うつ病について
うつ病は広く見られる精神疾患であり、世界の全人口の約4%が苦しんでいます。一方で、自殺率や再発率が高いことからその治療薬や予防薬の開発が社会的な課題となっています。また、うつ病の治療を受けても約40%以上の患者で症状の再発が見られると報告されています。
うつ病について2020年9月、広島大学大学院医系科学研究科により発表されたことがあります。
脳の微弱な炎症性反応が多くの精神疾患の病態に関わることを発見したのです。
脳深部で働く遺伝子(PCSK)がうつ病のような行動を引き起こすというのです。
この遺伝子が活性化すると、脳の炎症を反応し抗うつ状態も増悪し、反対に脳内の炎症反応の改善させると抗うつ状態も改善したということです。
コロナウイルスが体内に入るとウイルス感染し炎症を起こします。脳内でも炎症を起こすと、うつ病の発症になることが分かったのです。
抗炎症作用となる抗酸化物質を含む食品を進んで取り入れる習慣を心掛けたいですね。
新型コロナ感染対策は自分の免疫機能を正常化することが大切です、それは 睡眠習慣の見直し であり、またうつ病対策ということです。
日本眠活眠育協会
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