2021/12/18
疲労について。疲労の原因を考える。
年末年始は1年の中でも特に生活リズムが崩れやすく、疲労を感じやすい時期です。
多くの人にとって疲労は、根本的な病状ではなく、ライフスタイル、社会的、心理的、一般的な幸福の問題の組み合わせによって引き起こされます。
疲れの要因は人それぞれ異なり、疲れをスッキリと取り除くには、まずは自分の疲れがどこからきているのか、何が主な要因なのかを見極めることが大切です。
1.肉体的な疲れ
筋肉が原因となっている疲れ。筋肉を動かすためのエネルギーが不足している状態で、だるさや筋肉の張りといった症状になって現れる。
デスクワークで同じ姿勢を続けるなど、一部の筋肉に緊張を強いることによっても疲労物質が溜まりやすくなる。
2.精神的な疲れ
ストレスを原因とする心の疲れ。体はどこも悪くないのに、緊張やプレッシャーで疲れを感じる。
気分が沈んで憂うつ、イライラする、眠りにつけない、朝早くに目が覚める、不安になることが多いなどの症状が現れる。
3.神経的な疲れ
長時間のデスクワークや細かい作業などで、眼の神経や脳が緊張した状態が続くことによって起こる脳の疲れ。
これが続くと集中力が低下したり、もの覚えが悪くなったりと、仕事のパフォーマンスが落ちてくる。
この様に私たちが疲れたと感じ、だるい、体が重いなど、体に異変を感じるときには、酸素の消費量が増え、同時に 活性酸素が大量に発生 しています。
これが疲労の根本的な原因です。
疲労は、この活性酸素が発生することで起こる有害な“酸化ストレス”にさらされて、細胞が本来の機能を果たせなくなることで起こります。 いわば細胞に傷がつき、サビつくような状態です。
疲労を軽減するには、まず疲労の根本的な理由が何であるかを理解する必要があり、その解決方法を見出すこと、そして過剰に発生した活性酸素を減らすこと。
その、酸化ストレスによる 細胞の修復をするのが、質のよい睡眠 。
毎日の睡眠習慣を大切にしたいですね。
しかし生活の質に悪影響を及ぼしている場合、または苦痛を引き起こしている場合は、医療専門家と話すことを検討する必要があります。