2021/12/25
音楽を聴くことは睡眠によいこと!
音楽は睡眠衛生を改善するために役に立つと言われています。なぜなら寝つきをよくし、リラックス効果を向上させるからです。
具体的な方法は、毎晩の睡眠前の行動パターンに音楽を追加することです。
あらゆる年齢の子どもたちが、落ち着いたメロディーを聞いた後、より良い睡眠をとれたという結果があります。
そして、うれしいことに就寝前の音楽によい影響を受けるのは、子どもだけではありません。
年齢に関係なく、こころを落ち着かせる音楽を聴いた後、質のよい睡眠をとれるという結果が出ています。
その音楽を聴く長さについては、就寝前の約45分間音楽を聴いた人が特に睡眠の質が上がったということです。
これらの事から、音楽を就寝前の行動パターンに組み込むことは睡眠によい期待ができそうです。
不眠症になるとは寝つきが悪く、眠れない夜をすごしてしまいます。
その不眠症の症状を持つ女性の人たちに、睡眠前の行動パターンに音楽を追加した研究によると、睡眠前の行動パターンに音楽を追加しないグループは、入眠までに27~69分かかりましたが、音楽を追加したグループは、入眠に6〜13分しかかかりませんでした。
布団の中にいる時間が実際に睡眠に費やされていることを意味し、睡眠効率の改善が見られたのです。
音楽はホルモンの調節に働きかけ睡眠を強化することが分かっていますが、そのホルモンというのがストレス ホルモンと呼ばれるコルチゾールです。ストレスを感じるとコルチゾールのレベルを上昇させ、覚醒を高め、睡眠不足につながります。しかし音楽を聴くことでコルチゾールのレベルを減少させ安心をもたらし、ストレスを解放するのに役立ちます。
また、音楽は自律神経を落ち着かすことによって、リラクゼーション効果を上げます。呼吸、心拍数、血圧を低下させ睡眠を改善します。
睡眠の問題を抱える多くの人々は、眠れない事での欲求不満がありますが、音楽はこれらの悩みに関して気をそらさせ、そして眠りやすくします。
睡眠のためのよい音楽の要素の1つとして、音楽が再生されるテンポ(速度)です。
その睡眠のためによい音楽のテンポとは、1分あたりの拍数(BPM)が60~80 BPMです。
通常の安静時心拍数は60~100BPMなので、その体の拍数に同期することがいいと言われています。
**BPMとは1分間の拍数を表す。BPM60の曲といった場合、1分間に拍数(四分音符)を60回鳴らす速さの曲
最後に、
ヘッドフォンやイヤフォンで音楽を聴く場合、音量が大きすぎると、睡眠中に外耳道(耳の穴から鼓膜までを外耳道という)に損傷を与える可能性があるので気を付けましょう。イヤホンで寝ると耳垢の蓄積につながり、耳感染症のリスクが高まる可能性もあります。
おススメは、布団の近くに明るい光のないステレオまたはスピーカーを設置することです。
睡眠の妨げを防ぎます。
音楽は健康な睡眠衛生の1つで、夜の就寝前の習慣に音楽を組み込むことで睡眠を最適にします。
その音楽のタイプの選択には個人差があるので、自分に合った音楽を探して
就寝前の音楽習慣ぜひ試してみてください。