週末の寝だめ・横になってごろごろ過ごしてはいけない理由

週末に寝だめをすることは、不眠症の原因となる場合があります。

朝寝坊をして、週末をリラックスして過ごすのは魅力的に感じますが果たして、その過ごし方が睡眠にどのように影響をあたえるのでしょうか。

 

睡眠の専門家ステファニー・ロミシェフスキによると、

「週末の寝だめは、睡眠リズムが悪くなるだけでなくで不眠症につながることが多く、有害な影響をあたえる」と言います。

 

そして週末に昼間にも横になってごろごろとして過ごす時間が多くなると、脳が

“睡眠をとっていると感じてしまい、後で(夜になっても)睡眠を取らなくてもいい”

と勘違いしてしまい、夜になっても眠れなくなってしまいます。

これが、睡眠リズムを崩してしまう原因です。

 

また、

アルコールの摂取も睡眠リズムを乱してしまう原因の1つです。

 

週末にアルコールを飲む機会は平日より増えるという方、多いと思います。

このアルコールは年齢に関係なく睡眠に影響を与えます。

摂取時間が就寝時間に近ければ近いほど、睡眠への影響は大きくなります。(個人差があります。)

どのような影響かというと、中途覚醒を起こし、夜中に何度も目を覚ましてしまうことです。

 

アルコールを飲むことは通常より早く眠りに落ち、入眠しやすくなります。

実際に、「アルコールで不眠症のセルフケアを行う人がたくさんいますが、これは間違いなく良い習慣ではありません」

(*ノースウェスタン大学ファインバーグ医学部 睡眠医学神経学 助教授 サブラ・アボット博士)

 

アルコールがあなたの睡眠にどれほど影響を与えるかを理解し、不眠症のため解決策ではないという事をしっかり理解することが必要なのです。

 

因みに、専門家によるとアルコールフリーのリセット期間は少なくとも2週間必要だそうです。

 

休日はリラックスすること、休息をとることが必要ですがその休息の取り方は睡眠リズムを乱さない工夫することが必要です。

寝だめのし過ぎ、アルコールの過剰摂取は避けて、休日の翌日の出勤、登校に影響を出さないようにしたいですね。


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