コロナウイルス感染後に睡眠の悩みについて


新型コロナウイルス感染症については、治療や療養が終わっても一部の症状が長引いたり、新たに何かの症状が出現する方がいることが分かってきています。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症の回復後の経過については、未だ不明な点が多いのですが、その後遺症の症状の1つに睡眠障害も認められていています。

コロナウイルス感染後に認められる睡眠障害

呼吸器および睡眠の医師であるロイヤルメルボルン病院の責任者ミーガン・リース氏は、コロナウイルス 感染の急性期とその後の数週間から数ヶ月の間に睡眠障害を経験する可能性があると言います。
さらに、コロナウイルスの患者の少なくとも3分の1から半数は、コロナウイルスに感染する前よりも睡眠が悪化しているといいます。

コロナウイルス後の睡眠障害を引き起こすものとは?

原因のひとつとして、ウイルスによる炎症です。
ウイルスは体内に多くの炎症を引き起こし、炎症性化学物質が睡眠を妨げる可能性があります。
このウイルスの炎症は、疲労感を増加させ、昼間の眠気を引き起こすこともある為、睡眠リズムまでも乱れてしまうのです。

また、コロナウイルスに感染後、少なくとも8ヶ月間持続的な炎症反応を示すことを発見されました。
このウイルスの炎症の影響を理解するためにはまだ多くの研究が必要であると言われていますが、
コロナウイルスのような炎症性疾患が睡眠を妨げる可能性があることは驚くべきことではないのです。


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