睡眠中のカロリー消費について。

一晩の睡眠の消費カロリーはおおよそ1時間あたり50カロリーと言われています。

しかし、かなりの個人差があり、個々の 基礎代謝量に関係 しています。

基礎代謝が上がれば、睡眠中の消費カロリーも増えます。

 

また、一晩の睡眠中の消費カロリーは一定ではありません。

なぜなら、私たちの睡眠にはノンレム睡眠、レム睡眠の睡眠段階があり、その中でも レム睡眠では消費カロリーが増加する からです。

 

対照的に、ノンレム睡眠の深い睡眠では、心拍数、呼吸数、深部体温、および脳活動は最小限に低下し、代謝は最低になる傾向があります。

 

ダイエットには睡眠は必要と言われるのですが、それにはちゃんとしたわけがあります。

慢性的な睡眠不足が続いていては、ホルモンバランスが乱れてしまい過食の傾向になってしまうのも1つの理由です。

 

そして、睡眠不足になるとレム睡眠が減ってしまうためさらに消費カロリーも減ってしまいます。

 

さらに、わかっていることがあります。

ダイエット中でカロリー摂取制限時に睡眠不足になっていると、脂肪の代わりに除脂肪体重を減らしまうということです。

*除脂肪体重:体重から脂肪を除いた重さのこと。具体的には、骨・内臓・筋肉・体液などの重さです。成長期を過ぎると骨や内臓・体液の重さはあまり変化しないと されているため、除脂肪体重の増減は筋量の増減として評価することもできます。

体重は減っても、 基礎代謝が下がってしまい 痩せにくい体質になる可能性が上がります。

 

また、食事に関しての多くの研究では、就寝時間に近すぎる食事は体重増加につながることが分かっています。しかしより重要な要素は、何を食べるのかということ。食べ物の種類に大きく影響するようです。

真夜中に空腹を感じた時はジャンクフードを選ばず、代わりに軽くて健康的なものを食べるということがいいのです。

これは、 ダイエットだけでなく睡眠の質を上げる ことにもつながります。

 

ダイエットの成功への道は、規則正しい睡眠習慣を続けること、定期的な運動により筋肉量を下げないこと、就寝前の食事に気を付けることなど生活習慣の見直しが大切です。

 

 


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