2022/07/23
速く眠りにつくためのヒントと注意点
日中活動を続けているにつれて、自然に疲れ始めます。それは完全に正常なことで、実際それが私たちの体の働きで、起きている時間が長ければ長いほど睡眠の必要性が蓄積されていきます。つまり一日の終わりまでに、その睡眠衝動、つまり睡眠への圧力は高くなるのです。
そして、私たちの身体には体内時計が備わっているのですが、この体内時計のリズムは人によって異なります。
このリズムの違いで、眠気を感じ始める時間は人それぞれなのです。
通常、夜眠りにつくまでに、睡眠障害が無ければ10〜20分以内と言われていて、すぐに眠りに落ちることはありません。もし布団に入った瞬間寝落ちするならば、おそらく睡眠不足で、十分な睡眠を取れていないというサインです。しかし、眠りにつくのに45分かかることがあなたにとって普通のことで苦痛でなければ、それは必ずしも問題ではありません。個人差があります。
そして、避けたいことは夜に十分な睡眠を取れないことによる起こる昼間の眠気の対処として、過剰なカフェイン摂取や、長すぎる昼寝をすることです。これらはさらに夜の睡眠を悪化させます。
そうならないために、眠れない時に早く眠りにつく方法・注意点を紹介します。
眠りにつくことを考えすぎない
これは感情に反しているように思えるかもしれませんが、早く眠りにつきたい場合は、早く眠りにつくことを考えることをやめましょう。よく眠れる人は、おそらく睡眠についてはまったく考えていないと考えられています。
睡眠は、自分の体に耳を傾け眠いと感じるときで、睡眠に関するルールや、睡眠に関する考えはありません。
眠れない時の不安感が、睡眠に対して怖くなり始めるきっかけになることがあることもあり、
一生懸命眠ろうとすればするほど、その不安が大きくなりますます眠れないという悪循環に陥ってしまいます。
自分自身の身体が自然に眠気を感じ、睡眠に戻ろうとすることが最善です。
定期的なスケジュールを守る
早起きする必要がない週末でも、定期的な睡眠スケジュールを維持することは、夜の就寝時間を安定させる良い方法です。
睡眠習慣の変更を頻繁にしてしまうことは、睡眠の問題を悪化させる原因のひとつです。
画面の使用方法に注意する
コンピュータ、タブレット、テレビ、スマートフォンなどに睡眠前の時間を費やすことはあなたの睡眠に影響を与えます。ブルーライトを発するこれらのデバイスは睡眠ホルモン、メラトニンの分泌を抑制するからです。ブルーライトを含む強い光によるメラトニンの生産を停止は、体の睡眠サイクルを制御してしまうことにつながります。
研究により、強い光はメラトニン産生に大きな影響を与え、睡眠開始への悪影響を及ぼすことが分かっています。
さらに、睡眠の前にくつろごうとしているときに、これらのデバイスで様々な情報収集で、脳を興奮、目覚めさせてしまい、睡眠への悪影響をさらに大きくしてしまいます。
就寝の1〜2時間前にはこれらの画面のあるデバイスを片付けることで安らぎのある睡眠への準備となります。
しかし、これらのデバイスでリラックスのための緊張の緩和させる為に上手に利用することは、実際に睡眠を促進することができる場合もあります。
ストレスを軽減する
ストレスは睡眠を遠ざける主な原因です。ストレスを減らす自分に合ったリラクゼーションテクニックを見つけることは、睡眠に役立つ良い解決策です。
研究によると、マインドフルネス(瞑想)は慢性不眠症の人々の睡眠の質を改善し、昼間の障害を減らすことが分かっています。また筋肉の弛緩なども、入眠により適したリラックスした状態をもたらします。つまり、ストレス反応の反対であるリラクゼーション反応が睡眠の準備には必要なのです。
夜の定期的な睡眠習慣はとても大切です。
入眠をスムーズにして、毎日の睡眠健康習慣を続けたいですね。