長すぎる睡眠は悪い?

睡眠が長過ぎると有害なのでしょうか。

十分な睡眠を取らないことが私たちにとって悪いことであることを知っていますが、あまりにも長く眠ることは同じくらい悪いことというのが分かっています。

必要以上に長く眠ることが欠点を持つ理由はたくさんあります。

 

まず、社会生活の中で遅刻をしがちになる、家族や友だちとの生活とのずれが出てきてしまうなどです。

そして健康面では健康を促進する身体活動の機会を減らす為、不健康になりがちです。そして、気分や自尊心を低下させてしまうことも分かっています。また、食欲ホルモンの分泌を乱し、満腹感と空腹感を不安定にさせます。そして死亡率にも関わっています。一晩10時間以上の平均睡眠時間を取る成人は、平均睡眠時間の人と比べると寿命をかなりの早めてしまうことが報告されています。

 

長過ぎる睡眠時間がもたらすリスク
体重増加

体に脂肪蓄えやすく減らしにくくしてしまいます。

調査によると、長過ぎる睡眠時間は体重増加に大きな影響を与えました。長過ぎるまたは、不十分な睡眠は、体重増加につながる可能性があります。最近の研究によると、定期的に9時間~10時間眠った人は、7〜8時間眠った人よりも21%も体重が増えていたという事が分かっています。

 

糖尿病

少な過ぎる睡眠と長過ぎる睡眠の身体的影響と症状は似ています。そして、糖尿病は、最も一般的に報告されるこの両者の副作用の1つです。体のグルコースへの対処は、睡眠に強く影響を受けます。これは糖尿病と強く関連しています。

 

うつ病

不眠症や睡眠の問題は、長過ぎる睡眠をとるよりも、うつ病に関連していますが、うつ病の人の約15%が長過ぎる睡眠をとることがわかっています。うつ病の回復の対策として、睡眠習慣の回復が重要であるのです。

 

頭痛

長過ぎる睡眠は頭痛の原因になる場合があります。その1つの原因が脱水症で、何も飲まずに長い時間が経過しているためです。

 

早期老化

常に眠っている、居眠りをすることはこころの老化を加速させます。特に高齢者では、脳を2年も老化させることが証明されています。

集中力や記憶力、毎日の活動の能力に悪影響を与え、そして精神的な問題も発症を高めてしまいます。

 

疲労

布団の中で長時間を過ごしてしまうと、安らかな質の良い睡眠の減少につながります。その結果、昼間の覚醒度を弱めあらゆる面に悪影響を及ぼします。精神状態にも影響を及ぼし、さらには事故の危険性を高めます。

 

心臓病

心臓病の原因は様々な原因が考えられますが、冠状動脈性心疾患

**(かんじょうどうみゃくせいしんしっかん)→心臓に血液を供給する冠動脈で血液の流れが悪くなり、心臓に障害が起こる病気の総称

の兆候として長過ぎる睡眠があり、長過ぎる睡眠の習慣が問題を悪化させている可能性もがあります。

毎晩9時間以上眠った72,000人の女性を対象とした研究では、平均的な睡眠を取っている人比べて、心臓病を発症する可能性が38%高いことがわかりました。

 

体の痛み

背中に不快感がある場合は、寝すぎると症状を悪化させる可能性があります。さらに、筋肉のこわばりや痛みを引き起こします。専門家によると、腰痛のある人は活動的になることを推奨しており、寝すぎると運動に利用できる時間が短縮にもなり悪化させる原因となります。

人は、7時間を超えて布団の中に長く居るほど、長く居たいと思うようになるようです。

毎日の睡眠習慣を整えて、短か過ぎる、そして長過ぎる睡眠を控えることが大切ですね。


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