2023/01/27
夜中に目が覚めて再び眠りにつけないときにする3つのこと
夜中に目を覚ました後、再び眠りにつくのに苦労し
”二度と眠りに戻れないのではないか” と不安になることはないですか。
心地よく眠りに戻ることができるように、対処する最善方法についてお話をしていきます。
平均して、成人は一晩に10〜12回目を覚まし、起きている時間が3分未満であれば起きたことさえ
覚えていないことがほとんどだと言われています。
時には、すぐには眠りに戻れないこともあるかもしれませんが、睡眠自体が壊れてしまったわけではないので不安な気持ちにならないことです。
ましてや ”眠りに戻れないことで、明日は台無しになってしまう”
などといった壊滅的な思考を持たないことが大切です。
また、
夜の後半(就寝後の3〜4時間の睡眠の後)に目を覚ますと、恐怖や不安などの感情反応に関与する脳の扁桃体と、記憶に関係する海馬が活動しているため過剰に不安感が増してしまいます。
眠れずに不安を感じたら、”脳が過剰に反応しているだけ” と意識してみてください。
この意識は落ち着いて眠りにつくよう促すのに役立ちます。
不安へのスパイラルが無効になります。(*個人差があります。まずは試してみてください。)
眠れない時、眠ろうと努力し注意力を集中させるため逆に興奮してしまうことがあります。
そして、”今、眠っていない” という事実をより感じてしまい、ますます不安を感じてしまう原因となります。
今の状況を受け入れ、目を覚ましていることに抵抗せず、別の焦点を見つけることです。
しかし、20分ほど経っても眠れない場合は起き上がって、読書、日記など、落ち着いてリラックスできる楽しい何かをすることです。
(*20分はあくまで目安であり、目が覚めて不安を感じ始めたら、それは起き上がるための合図です。)
仕事のことを考えたり、恐怖映画を見たりすることも脳を興奮させてしまう要因となるので避けましょう。そして、スマートフォン、タブレット等の画面を見ることはしないこと。同時に時間を見てしまい時間の経過に焦りを感じてしまいます。さらに、ブルーライトをより顔に近いところで見てしまうので、神経系をさらに活性化し目を覚まし続ける可能性が高くなってしまいます。
睡眠はあなたにエネルギーを与え、あなたの最高の気分になるのを助けるとても重要なことで、眠れない夜を過ごすと心配になり不安になることは当然のことです。
しかし現実には、眠れない夜を過ごしても翌日は大丈夫です。
睡眠不足の夜の後に通常機能できることに気づいてください。
翌日がひどいものになるのではないかと心配するのは普通のことですが、それは脳が感情的に反応しているだけで、合理的に考えることが出来ていないということを忘れないことです。
翌日は日中、もっと眠くなるかもしれませんし、パフォーマンスが下がるかもしれません。
しかし、通常どおり一日を過ごし、夜はより良い睡眠をもたらすことを期待することです。
睡眠は、メンテナンスの時間です。
睡眠不足の夜を過ごした翌日の夜は、より睡眠欲求が高まり、質が良くよく眠れる可能性が高くなります。眠たいからといって非常に長い昼寝をしたり、無理に早く寝ようとしたりしなことをおススメします。