こんなサインありませんか? 十分な睡眠が取れていないかも・・・

社会生活の中で、仕事と毎日の生活、そして健康のバランスを取るために睡眠時間が削られ犠牲になっていることがしばしばあります。

その証拠に日本では世界睡眠が短い国としてデータに現れています。

 

しかしその睡眠不足をほっておくと、いつしか広い範囲での深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。問題は自覚症状が無く、睡眠不足だと自覚していないことです。

 

十分な睡眠をとれていないことで現れるサインを紹介していきます。

 

突然ジャンクフードを食べたくなってしまう
突然ジャンクフードを食べたくなってしまう

テイクアウトやジャンクフードにふけりたいという突然の衝動に駆き立てられる場合は、睡眠不足のサインである可能性があります。

 

睡眠不足は食欲調節ホルモンを変化させます。

23人の健康な人を対象に、通常の睡眠をとっている夜と睡眠不足の夜の食欲比較の研究が行われました。

 

十分な睡眠をとらなかった場合、ジャンクフードに目を向ける可能性が高いことが分かりました。

研究者たちは、これはエネルギーレベルを上げる方法として、高カロリー、高糖、高脂肪のスナックへの渇望によるものだと考えられています。

 

また、ノースウェスタン大学ファインバーグ医学部の研究者は、十分に眠れていない人は鼻または嗅覚での変化が起こることで不健康な食べ物を食べたくなることを発見しました。

睡眠不足のときは鼻が疲れすぎて、様々な食べ物の匂いに関する十分な情報を脳に知らせることができず、より強い臭いのあるジャンクフードに手を伸ばしがちになるのです。

 

記憶力の低下
記憶力の低下

物忘れを感じる時、睡眠不足が脳の思い出す能力に影響を与えてしまうことが原因の1つです。

夢を見ることで知られるレム睡眠の間、脳は活発に活動し記憶を構築して保存します。しかし、睡眠が少ないと、このプロセスが中断され記憶の形成と情報の吸収も中断されます。

 

そして、睡眠不足の人々は、誤った記憶を形成するリスクさえあります。

(2016年 Journal of Sleep Researchに掲載されたシンガポールの医療従事者によるの研究による)

さらに、睡眠不足はします。

睡眠不足が原因で自動車事故の割合が高いのは、運動能力、身体的反射力も低下が原因の1つです。

 

体重増加
体重増加

睡眠不足は、ダイエットの邪魔をします。

不十分な睡眠は、食欲を増進させ空腹感を感じるホルモンレベルが高く、

満腹感を感じるために必要なホルモンレベルが低下します。

その結果空腹感が増し、満腹の反応が減り、過食のリスクが高まります。

また、睡眠不足がストレスを増加させ、コルチゾールレベルの上昇を引き起こします。

コルチゾールは、使用するエネルギー(糖と脂肪)を保持するストレスホルモンです。したがって、このホルモンのレベルが高いということは、体がより多くの脂肪を保持していることを意味します。

 

さらに、コルチゾールのレベルが高いとインスリンに対する体の感受性が低下します。インスリンは食物をエネルギーに変えるホルモンです。

インスリンに対する感受性が低下すると、血流からの脂肪を処理しにくくなりこれは脂肪が体に蓄積し、体重が増加します。

 

 

危険を伴う決断
危険を伴う決断

研究によると、睡眠不足は危険のリスクを伴う決断をしやすいことが分かっています。

2020年、Nature of Science and Sleep誌に掲載された研究では、睡眠不足の影響で、習慣的に慎重な人が意思決定中に衝動的になり、リスクを冒す傾向があることが分かりました。

睡眠不足時のこの衝動の増加は、思考、行動、感情を調節する脳の部分である前頭前野の機能低下によるものであると言われています。

 

体温上昇
体温上昇

睡眠は体温を調節するために不可欠です。眠らないと、平均体温を維持するのが難しくなります。

この原因は、睡眠不足になるにつれて疲れを感じ、脳がより熱くなるからです。

あくび(倦怠感の明らかな兆候)は、この体温調節ができず少しでも、脳を冷やそうとするサインです。

したがって、暑く感じるときは、もう少し睡眠が必要であることを示している可能性があります。

 

 

睡眠不足は免疫力の低下や生活習慣病の原因となりかねません。

また、肌へのダメージ、精神疾患などのリスクも上がってしまいます。睡眠不足にならないように睡眠習慣を整えましょう。


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