環境汚染は睡眠に悪影響

現代社会の生活では睡眠が奪われ、睡眠不足が社会現象のようになっていますがそれに加え、都市化の進展と気候変動による環境の急速な変化がさらに眠ることを難しくさせているようです。

大気汚染、暖かい寝室、高レベルの二酸化炭素、騒音などこれらはすべて、睡眠に悪影響を与える可能性があること分かりました。質の高い睡眠のために寝室の環境の重要性が浮き彫りにされました。寝室レベルの大気汚染、二酸化炭素濃度、騒音、温度は睡眠効率の低下に関連しているのです。

 

環境と睡眠に関する研究 
環境と睡眠に関する研究 

・高騒音は低騒音と比較して睡眠効率が4.7%低下

・高二酸化炭素レベルは低レベルと比較して睡眠効率が4.0%低下

・高温は低温と比較して睡眠効率が3.4%低下、

・高レベルのPM2.5は低レベルと比較して睡眠効率が3.2%減少

(ペンシルベニア大学医療システムとルイビル大学のクリスティーナ・リー・ブラウン環境研究所との共同研究)

 

また、参加者自身の睡眠に対する自己評価の質問で、湿度が高いほど睡眠の質が低くなり日中の眠気が増したと感じている事が分かりました。その他の要因に関しては 無自覚で気が付いていなかった とのことです。

この結果は、私たちは環境汚染で睡眠が妨げられていても、気が付いていないのです。これでは、睡眠の質が下がっているにもかかわらず、睡眠を改善する必要はないと感じてしまいます。

 

現代社会の環境汚染の問題は寝室にまで影響を及ぼすということをふまえて、質の良い睡眠のための寝室を見直す必要がありそうです。


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