10秒、60秒、120秒で眠りにつく方法①

 

推奨される睡眠時間は年齢によって異なります。一般的に成人は24時間中に少なくとも7時間の睡眠を必要とします。

そして、睡眠不足になると、心理的および生理学的悪影響を引き起こす可能性があります。

 

睡眠不足による生理的悪影響

慢性的な疲労感、落ち着きのなさ、過敏症

パフォーマンス、集中力、記憶力の低下

うつ病や不安症のリスク増加

心臓病、糖尿病、肥満のリスク増加

 

また、眠ろうと意識を強めてしまうと逆に不安になり、神経が過敏になりかえって目が覚めてしまう可能性があります。このようにリラックスしていない状態では眠ることが困難になり、睡眠不足による悪影響を引き起越す原因となります。

 

眠りにつく前に考慮すべき3つの重要な要素があります。

それは、 睡眠衛生 (*睡眠衛生とは、睡眠に関連する問題を解消し、睡眠の質や量を向上させることを目的とした入眠 方法や睡眠環境を整える方法のこと)、 寝室の環境  日中の活動内容 です。

 

これらすべてがントロールできているのに、まだ眠りにつくのが難しい場合に試してみる入眠の方法をご紹介します。

 

10秒入眠方法
10秒入眠方法

通常10秒で、すぐに眠りにつくには魔法が必要のように思われますが、120秒の準備で10秒で入眠が出来るようになります。

この方法は、軍事的手法で、ロイド・バド・ウィンターの著書『リラックスして勝つ:チャンピオンシップ・パフォーマンス』(1981年)に紹介されています。

 

第二次世界大戦中、ロイド・バド・ウィンターは、アメリカ海軍の飛行前の学校航空兵が120秒で眠りにつくのに役立ったと言われているリラクゼーション法を開発しました。ストレスと睡眠不足が、海軍の航航空兵らの判断力、論理思考、意思決定能力に悪影響を与えていたからです。

この入眠方法の練習には6週間程要しましたが、コーヒーを飲んだ後であろうと、周りで銃声が鳴り響こうと、成功率は96%だったと言われています。(これらを裏付ける科学的研究が不足している様です。)

この入眠方法には全体で120秒かかりますが、最後の10秒で最終的に眠りにつける方法です。

 

軍事的入眠方法
軍事的入眠方法

1)  口の中の筋肉を含む顔全体をリラックスさせます。

2)  肩の力を抜き下げて緊張をほぐし、手は体の横におろします。

3)  息を吐きながら胸をリラックスさせます。

4)  脚、太もも、ふくらはぎの下半身をリラックスさせます。

5)  リラックスできる風景10秒間想像して、頭をすっきりさせましょう。

6)  ⑤がうまくいかない場合は、「何も考えるな」と10秒間繰り返し言ってみてください。

そうすると、10秒以内に眠れるようになります。(個人差がありますが気になる方は、お試しください。)

 

 **上手くいかない場合 

軍事的入眠方法の基礎である呼吸と筋肉の弛緩に取り組む必要があるかもしれません。また、注意欠陥多動性障害(ADHD)や不安症などの症状がある場合、この方法の有効性を妨げる可能性があります。

 

 

睡眠のための環境をまずは整えて、自分に合った睡眠習慣を整えることがまずはとても大事です。

入眠のためにこのような入眠方法を試してみることもおススメいたします。


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