2021/08/14
SNSの使用時間気をつけて!
あなたは、1日どのぐらいスマホを使用していますか?
スウェーデンの精神科医、アンデシュ・ハンセン氏による調査では、
私たちは1日に平均して2600回以上スマホを触っている
10分に1回スマホを手に取っている
3人に1人は夜中にも少なくとも1回はスマホをチェックする
ということが分かっています。
このスマホの使用時間の増加が睡眠障害やうつ、集中力の低下を引き起こすリスクがあり、
また、若い女性に多いのですが、SNSが原因で自己肯定感が低くなるリスクが高くなります。
スマホが持つ中毒性や依存性を避けるため、子どもにデジタル・デバイスを与えないIT企業幹部たちが多くなっているそうです。
そのほか、メッセージのやり取りやSNS、エンターテインメントやゲームなどたくさんの刺激をもたらすスマホがないと麻薬が切れたように禁断症状を感じることも多く報告されるようになりました。
WHO(世界保健機関)は、生まれてから最初の数年で脳が大きく発達するので、5歳以下の子供はデジタル・デバイスの使用に注意すべきだと警告しています。
SNSの過度の使用により影響を与えるのは子どもだけではありません。
SNSの使用時間と競技パフォーマンスとの関連を調べた興味深い研究があります。
米プロバスケットボール協会(NBA)の選手112名を対象にした調査したところ、夜23時から翌朝7時までの深夜時間帯にツイッターへ投稿した選手は、翌日の1試合での平均得点、リバウンド数、シュート率が、投稿しなかった翌日に比べて低かったという結果があります。
選手たちは練習が終わった後、SNSの投稿を深夜に行っていて、それを行うことが睡眠不足を引き起こし、結果パフォーマンス低下の原因になるのです。
そして・・・・
夜遅くまでのゲームプレイやSNSが生活のリズムを乱し、睡眠不足や集中力の低下などを招くリスクがあります。
実際、国内の高校生295人を対象にした「スマホの過剰使用と不眠症・うつ病」との関係に関する研究では、スマホの長時間の使用が、不眠症やうつ病に関連していると報告されています
うつになる原因は、スマホの使用時間が長くなると、”何をしなくなる”ということです。
人間にとって大切なこと睡眠、運動、実際に人と対面してコミュニケーションをとることをしなくなる
ことが問題なのです。
スマホなしの生活は今や考えられなくなっているかもしれませんが、睡眠をしっかりとって、集中力を高めたい人は、寝る時には電源を切る、自分のスマホの利用時間を把握する、集中したい時は別の部屋に置く、人と会っている時はスマホを遠ざけて目の前の相手に集中するなど
心がけてみてはいかがでしょうか。