睡眠を長くすれば、自然と摂取カロリーが減る

食事制限やジムに行く回数を増やすことなく体重を減らす方法、それは 睡眠時間を増やすことである と新たな研究で特定されました。

 

睡眠を制限された睡眠不足の状態では食欲調整に影響を与え、食欲増加につながる事は以前のいくつかの研究により証明されていました。

 

今回の研究は、肥満の危険因子として認識されている短い睡眠時間を 睡眠時間を長くすること で、この肥満のリスクを軽減できるかどうかを調査したものです。

 

通常一晩に平均6.5時間未満の睡眠時間を習慣とする肥満気味の(BMI25.0から29.9の間)

*BMI: BMI(Body Mass Index)とはボディマス指数と呼ばれ、体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数

80人の成人を対象とした実験では、1泊あたり平均1.2時間の睡眠時間を追加すると、全体的なカロリー摂取量が1日平均270カロリー減少したことが分かりました。

このカロリー摂取量の減少が3年間維持された場合、約12kgの減量するという事です。

この実験で睡眠の時間を増やすことで、食物や飲み物で消費されるエネルギーが、生活で消費するカロリーの量よりも減少し、長期的には減量につながったことが分かりました。

 

シカゴ大学睡眠センターのディレクター エスラ・タサリによると、

これまでの睡眠制限(睡眠不足の状態)が食欲調節に影響与えるため食物摂取量の増加につながり、時間の経過とともに体重増加の危険にさらされることは分かっていましたが、今回の研究はその反対のアプローチによるものでした。

 適切な睡眠パターンは、無理のない減量のプログラムとして重要な役割を果たす ことが分かります。

多くの人々は、体重を減らすためにカロリー摂取量を減らす方法を見つけようと懸命に努力しますが、

より多くの睡眠をとることで、無理せずに出来ることが出来るなんてうれしいですね。


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