睡眠障害の治療を受けている10代および若年成人は、 過剰摂取のリスクが高い可能性 があります。

研究者らは、一般的な睡眠状態にベンゾジアゼピンを使用している若者は、トラゾドン、アタラックス（一般名：ヒドロキシジン塩酸塩）、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬（Z－drugs）などの他の処方睡眠薬と比較して、治療開始後6か月間に過剰摂取のリスクが高いことを発見しました。（＊特にオピオイド鎮痛薬処方していた若者には、より過剰摂取の割合が高かった。）

（＊JAMA Netw Open掲載. 2022;5(11):e2243215. doi:10.1001/jamanetworkopen.2022.43215）

 

 

国立薬物乱用研究所（＊National Institute on Drug Abuse）によると、

ベンゾジアゼピンは2020年に12,290人の過剰摂取による死亡に関与しており、

2011年の6,872人、1999年の1,135人から増加しています。

 

ベンゾジアゼピン治療による薬物過剰摂取のリスクは、青年および若年成人を治療する際の重要な安全性の考慮が必要であるということです。

 

睡眠薬を使用することにもいろいろな考えがあると思います。

 睡眠が取れないままでいると 、体力の低下、自律神経の悪化、血糖値の乱れなど体内のコントロールが乱れる原因となります。するとさらに体調やメンタルヘルスが悪化してしまうという悪循環に陥ってしまいます。その処方として、睡眠薬という選択肢もあります。

しかし、睡眠に関して問題があるときに抗うつ剤を飲んでも効果が半減してしまう可能性が上がってしまいます。

 

毎日の健康維持に、睡眠は重要です。

しっかりと睡眠習慣整えて、こころと身体を元気にしたいですね。