2021/10/16
短時間睡眠でスッキリ目覚めても・・・
脳の休息には深いノンレム睡眠が必要です。
☞こちらを参考ください:脳の熱に注意! 深いノンレム睡眠中は、脳が休まる脳の休息時間
寝付いた後にすぐやってくる最初の90分間のノンレム睡眠は大切な脳の休息時間です。
この考えから、
”深く眠るこのノンレム睡眠をとっていれば大丈夫”
と考えてしまう人もいると思います。
しかし、 それでいいのでしょうか
2種類の睡眠
睡眠には「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」があり、
深い眠りと言われる「ノンレム睡眠」と浅い眠りの「レム睡眠」のサイクルを
一晩で4〜5回繰り返しています。
個人差がありますが、このサイクルで十分な休息をとり、朝起きた時のスッキリ感を感じることができます。
総睡眠時間が少なくなると、レム睡眠は少ない状態 になります。深いノンレム睡眠によって、一時的な脳の回復は期待できるかもしれませんが、
十分な質の良い睡眠にはならないのです。
このレム睡眠は、脳は活動していて、思考の整理や記憶の定着の時間です。
脳の発達や精神的な安定にもとても重要で、特に成長期の子供にとってはレム睡眠がしっかり出ることが大切です。
睡眠時間が短くなりレム睡眠が少なくなると、その結果として
思考力の低下、精神的不安定な状態 を招くことになりかねません。
また、短時間睡眠は、
☒ホルモンの働きが低下する
☒肥満になりやすい
☒生活習慣病のリスク
が高まることが分かっています。
毎朝スッキリ起きられるからといって、短時間睡眠を長期的に続けていくことは、
本来の睡眠の形、ノンレム睡眠とレム睡眠を一晩で数回繰り返すことが出来ず
何らかの身体、こころの不調が現れるリスクが高まります。
総睡眠時間の不足にも気を付けて、質の良い睡眠をとるということを考えていきたいですね。
日本眠活眠育協会
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